Shogo Ishizuka Official Blog

エリート社畜ショウゴのブログです

【ドライバー必見】渋滞のときはどの車線を走るのが一番早いのか?

スポンサードリンク

f:id:shogs:20150811164733j:plain

ちゃっす、ショウゴです。最近、金沢とか新潟までとロングドライブをすることが多かったんですが、何時間も走っていると絶対ひっかかるんですよね渋滞。眠くなるから危ないし、無駄に時間かかるから疲れるし本当に嫌いです。誰でも、さっさと抜け出したいと思うはず。ここで疑問が生まれました。「どこの車線を走るのが一番早く渋滞を抜け出せるのだろうか?」と。みんなが気になるこの疑問、ちょっと考えてみました。

理論的に考えると?

「どの車線に並べばいいんだろう=どの列に並べばいいんだろう」

ってことでサプライチェーンマネジメント的な考えでいけるんじゃないかと仮定。スーパーのレジでどこにならんだら一番早いのか、とか、ある企業がどこの店舗にどれだけ物資を供給しておくべきなのかとかを分析する学問です。

この学問のもたらす結論は、「どこの列に並んでも一緒」です。

 

例えば、コンビニで会計をしようと思って列があるとします。A,B,の2列としますね。ここで、Aの列の方が短いのであなたはAに並ぶとします。しかし、列が短い=会計が早くできるとは限りません。もしかしたら、前の人が郵便の手続きを始めてしまうかもしれないし、何かのチケットを購入してしまうなど、通常よりもだいぶ時間がかかってしまうケースも起こりえます。

そこで、A列の前の人がそのような行動を取ったためB列の方が列が短くなり、あなたは列をBに移動したとします。しかし、今度はBの列で前の方の人が大量に商品を購入しているため時間がかかり、またAの方が少しだけ短くなってしまいました。結果、最初からAに並んだまま動かなければよかっただけ、いうような事が起こります。

この、前の人がどれだけ時間かかるかわからないことをランダムネス(偶然性)というのですが、この偶然性があるため理論的にはどこの列に並んでも会計までの時間の期待値は同じ、となります。

現実的に考えると?

ただし、上までの理論値はあくまでランダムネスが完璧だった場合です。実際には、どちらかの車線にドライバーが偏っていく傾向があることも考えられます。

週刊ポストの統計によると、渋滞の際には左車線25%、中央車線35%、右車線40%という割合で車が集まるそうです。やっぱりみんな、早く抜け出したいという思いからクルマが早く流れるイメージのある右側に集中するようです。しかし、(渋滞の要因にもよりますが)実際には渋滞中はどこの車線も同じスピードで流れていくため、もっともクルマの少ない車線を走るのが一番ということで、左の走行車線を走り、隣の列が早く流れた気がしても、それはランダムネスによるものであり、移動せず同じ車線にとどまっているのが一番賢いという結論に至ります。

実験されたものを探してみたところ、渋滞中の平均速度は走行車線で35km,追い越し車線で25kmなどのデータもあり、この仮定が間違っていないことが検証されていました。

ということで、この先渋滞、って出てきたらその時点で走行車線によってそこをのんびり穏やかな気持ちで走りつづけるのが一番ってことですね。まあ、無理に他の車線に入り込むと迷惑ですし、左がいいんだよな~ってことだけ知っておいて欲しいです。

ただし、すべてのドライバーがこの理論を知った場合クルマの分布図が変わるため、変化が起きる可能性はあります。

 

っと長くなりましたが、夏のおでかけは安全運転でいきましょーう。drive safe!

じゃね!

 

ショウゴ