経験者が早稲田から留学する方法をまとめてみた-留学センターってマジ使えないよね
「留学センターってマジつかえねえ!」
少しでも留学に興味を持って、一度どうやったら留学できるのか調べようとか思ったことがある人なら絶対わかるはずです。共感した人、挙手!
早稲田VISION120では、「学生の全員留学義務化を目指す」みたいな偉そうなこと言ってるくせに、肝心の留学をサポートする機関である留学センターは全く機能せず。
学生「どういう授業だったら早稲田の単位に参入されやすいんですか!?」
留セ「お答えできません。個別のケースによります」
学生「だいたいの感覚でお聞きしたいんですが」
留セ「ですから個別のケースによりますのでお答えできません」
学生「はああ!!??」
みたいなことが日常茶飯事に起きてるわけなんですね。(少なくとも自分が留学に応募しようとしていた3年前までは。もちろん、立場上しょうがないことはわかるんですが)メールを返してくれない、知識がなく一部のスタッフしかろくな回答をしてくれないのが常なようです、
ってことで文句言ってるだけじゃあれなんで、可愛い後輩ちゃんたちのためにアメリカに一年間留学した自分が留学に必要な情報をばっちり詰め込んでみますよ! 留学情報を集めるなら必見。
留学に必要な準備って?
留学って、色々準備が必要そうですごくめんどくさくなっちゃいますよね。
でも、実は簡単な話、英語力・GPA、そして金さえあれば留学できます(笑)
何よりも大事なのが、英語力とGPA。これによって学校の選択肢が大きく変わります。例えば、アメリカでもトップクラスの大学・イエール大学(Yale University) に行きたいのならば、TOEFLは120点中110点(帰国子女でも100点とかが平均)・GPAは3.5くらい必要だったりします。しかし、あまり難しくない大学であれば、TOEFLは45点、GPAは不問のようなところまであります。
つまり、当たり前のことですが、選択肢を広げたいのであればたくさん勉強しなさいってことです(笑) 難しい大学に簡単に行けるわけありません。
で、純ジャパ(今まで一度も海外への長期滞在経験がない日本人)の場合どれくらいのスコアを目指せばいいかというと、TOEFLでいって80くらい・GPAで3.0を目標にするのがいいんじゃないかと思います。
ここまで行くと、かなりの大学への交換留学へ挑戦できるし、行ける大学も全米トップ50に入る(早慶よりやや上のレベル)くらいが視野に入ってきます。
自分の場合はTOEFLが75でしたがワシントン大学に留学することができました。
▼早稲田と同じWの文字が目印。キャンパスは早稲田の10倍くらい大きい。
お金については後でおって説明します。
どんな留学の種類があるの?
①EX (exchange program)
所謂留学といえばこれ。早稲田の学費を払いながら、現地の学部生と同じ授業をとることができます。その分、合格するための難易度も高いですが、早稲田の学費を支払うのみでいいのでもっとも安く留学にいくことができます。
また、いきなり現地生と同じ授業に放り込まれるため、一番現地になじむことができる留学であるともいえます。ただし、最初の学期は周りのしゃべっていることがわからなさすぎて涙目になっている人多数(笑)
②CS-R(customized study programs - regular academic programs)
こちらも、EXと大きくは変わらずいきなり現地生の中に放り込まれるタイプの留学。ただ一つ違うのは、現地の学校の学費を払うということ。みなさん知らないかもしれませんが、留学人気ナンバーワンのアメリカは学費が高いことでも有名で、年間250でも最低でかかってしまうことが多々です。(さらに円安・・・)
イエール大学など、早稲田側と提携という形よりも、むしろこちらからお願いして入れてもらっている、といったような形の大学に多い気がします。求められるTOEFLのレベルはEXより高いことも。。。
③CSーL (customized study programs - language focused programs)
これが一番参加者が多い留学プログラムです。
なんと、最初の半年間は英語の勉強を同じ日本人として現地の生活に慣れてから、後期に現地生と一緒に授業を受け始めるというスタイル。TOEFLの得点がEXに参加するには及ばなかったケースや、最初から現地生と授業を受けるのに自信がないという人が参加します。自分の場合はTOEFLの得点が少したりなかったのでこのプログラムになってしまいました。このプログラムも現地の学校の学費を払います。
一つだけ注意してほしいのが、学校によって英語の授業を受ける期間には差があるということで。自分の留学していたワシントン大学では、最初の2か月半しか日本人と受ける授業はなかったうえ、いきなり現地生と合同で国際関係論もやったりと、かなりEXに近い内容だったのですが、一部の学校では、最後まで英語の授業があったりしたそうです。
自分の留学先を確定する前に、ぜひ留学先の話を聞くか、体験談を読むことをおすすめします。(体験談は留学センターに紙のファイルでおいてあります。電子化はよ)
行きたい学校とプログラムが決まったら、いくつTOEFLとGPAが必要なのか検索しましょう。
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いつまでにどの準備をしたらいいの?
基本的に留学の出願は、4月と10月に設けられていますが、メインは10月。
例えば、二年生の夏から留学したかったら一年生の10月に出願しなくてはなりません。
で、この時に必要な手続きが、
①ウェブ出願(waseda net portalより)
書類提出の一週間前程度であることが多いです。10月1週目あたり。
希望する大学と留学の志望理由を書きます。
②英語力証明書提出
TOEFLの紙媒体でのスコアを出します。受験してから紙媒体のスコアが送られてkるまで2週間程度かかるので、あまり10月のギリギリに受けると危険。9月中盤までに終わらせておこう。どーしてもスコアが悪ければ、ダメもとで9月下旬にも受けるのは手ですが、最終手段ということで。。。
また、一回の受験料が2万円程度とかなり高いですが、いいスコアを取るには少なくとも2回は受けましょう!
③志望プログラム提出
行きたい学校の候補を第7希望まで提出できます。
ほかの学生と早稲田内で選考され、優秀なほうが参加できるので、妥協ラインも含めて書いておくのがコツ。
④学習計画書
現地でどのような勉強をしたいのか提出します。正直、そこまで見ているのかわかりまんせが、学内選考で面接がある際にはかなり重視されるようです。自分は奨学金をいただく面接の際にここに関して褒められた記憶があります。
⑤大学によっては知り合いの教授の推薦書
EXだと必要だったりします。仲のよい教授がいない場合、語学の先生などに頼み込みましょう。(商学部の場合は留学対策プロゼミのケイト先生などがかなりやさしいです)
②~⑤に関しては、ウェブ申請の一週間後、10月半ばに留学センターに提出します。
※書類に関しては留学センターのほうでまとまっていました。
http://www.waseda.jp/cie/pdf/studyabroad/2014/2nd/guide.pdf
とりあえず、留学先を決定するのに必要なのはここまでです。ビザやパスポートは別にとるのは難しくないので、留学先が決まってから心配してください(笑) まずは行きたいところに行ける努力を!!!
留学にかかる費用ってどれくらい?
簡単にですが、一年(プログラムは10か月なので10か月計算)アメリカに留学したとします。
居住費$600×10か月
+
生活費$500×10か月
=$11,000となりますので、生きていくだけでだいたい130万円。
学費が、EXの場合100万円、CSの場合250万円とすると、
EXの場合はトータルで250万円程度、
CSの場合はトータル400万円程度、と考えて大丈夫です。
自分の場合は当時レートがここまで悪くなかったので、CSでも350万円を下回りました。しかし、これはアメリカの場合です。東南アジアなどのプログラムの場合、早稲田が渡航費、学費を出してくれるため、年間でも50万円程度でいけるコースもあります(英語も勉強できます)ので、一概に留学はいくらとはいえませんが、主流のヨーロッパやアメリカはこれくらいと頭に置いといてください。
EXの場合は渡航費がかかる程度で、早稲田に一人暮らししているのとあまり大差がないのではないのでしょうか。逆に、CSの場合はかなり上がってしまいますね。
奨学金はないの?
ここまで、(特にCSの場合)お金がかかると、奨学金がほしいよ!! 給付のやつ!! と思っている人が多いと思いますが、意外とそこはもらえる確率が高いと考えてもらって大丈夫です。もらえる種類にはメジャーなもので3種類あって、
①学部からの支給
たとえば、商学部の場合留学参加者の成績上位者40人に40万円を給付しています。
自分もこの奨学金をもらうことができました。40人って結構きついんじゃない?って思うかもしれませんが、例年定員を割っているそうなので、商学部の場合はもらえると考えてもらって構いません。逆に、国際教養のようなみんなが留学に行く学部は学部奨学金はあまり充実していないようです。これは学部の事務所に聞いてみてください。
②早稲田からの支給
早稲田からなんと、月8万円も配布される奨学金もあるようです。こちらは成績の評価が一定基準を超えていればいい様子。月8万円もらえたらほぼ生活費になるので、助かりますね! 自分の周りにはもらっている人がたくさんいたので、そこまで基準はきつくないと思われます。
③国からの支援=トビタテ・留学JAPAN
こちらは国といくつかの企業からの支援で成り立つ奨学金。
月12万円の支給、渡航費20万円までの支給、授業料60万円までの支給。
もう、ほぼ無料でいけるじゃないっすか!!!
留学前後でいくつかの研修に参加しなくてはいけないものの、国が本気で留学を推進しようとしている意気込みが伝わってきます。 早稲田生がきちんとした学習計画書を持ち込めば、支給されるのはそこまで難しくありません。
ただし、①・②と、トビタテ留学JAPANでは申し込みのフォームが違うので、別々で提出しなくてはいけない点にご注意ください。(どちらも留学センターへの提出です)
締切などは以下を参考に。
以上、少しわかりづらい早稲田からの留学に関してまとめてみましたが、お役にたてたでしょうか? ちょっとでも、留学ってそこまで大変じゃないのかなって思ってもらえたらいいな。
また留学先の選び方などに関しての記事も書く予定なので、よろしくお願いします!
みなさんの留学がうまくいきますように。
ショウゴ